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其ノ参拾陸

連城 三紀彦/流れ星と遊んだころ
この人の作品を読むのは人間動物園以来2作目だが、抜群に良くなってる。単に自分のツボに嵌っただけだと思うが、人間動物園の時には「何だかなぁ」という感じだったが今回は素直に「上手い!」と感嘆させられた。読者の盲点を突く形での視点の切り替えは抜群。この手法は結構よく見掛けるが、これは完璧。人間の裏の部分というか、汚い面をきっちり書かれていて読んでいて逆に清々しい。
お勧め度:☆☆☆☆☆



メモ。既読に東野圭吾/ゲームの名は誘拐を追加。